ソード・オラトリア1巻の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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ソード・オラトリア1巻/大森 藤ノ
(アニメ1話~3話の内容)
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【評価】
・いきなり登場キャラ多数!
・ダンまち本編の裏側が明かされる
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★
読みやすさ: ★★★
ラブコメ量: ■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比: 男:女=1:2
・ダンまち外伝・情報量が多い・キャラ多数・混戦・賑やか・百合
・【ロキ・ファミリア】サイドのスピンオフ作品
☆――(あらすじ)――☆
本作は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のスピンオフ作品となっています。
主人公は【ロキ・ファミリア】に所属するエルフの少女、レフィーヤ・ウィリディス。
アイズ・ヴァレンシュタインに憧れる彼女はまだ未熟なものの、魔法の才能を見込まれ上級冒険者からも一目置かれる存在です。
また、レフィーヤだけでなくアイズに関しての描写も多く、アイズが二人目の主人公のような存在になっています。
☆――(感想)――☆
1巻目にして、いきなり登場キャラが多すぎます!
原作を読んである程度【ロキ・ファミリア】の団員たちのことを知っていないと、情報量に頭が追い付かないかもしれません。
なのでまずは原作を読んでから、こちらを拝読することをお勧めします。
ベル・クラネルとはまた違った立場からオラリオ、そしてダンジョンの冒険を見ることができるため、作品に対しての理解が深まり、視野を広げることができたように思います。
より深くダンまちの世界を知りたい方には有難いシリーズです!
・ダンジョン内でのイレギュラー
☆――(あらすじ)――☆
【ロキ・ファミリア】はダンジョンに『遠征』をしていました。しかし道中で強力な溶解毒を吐くイモムシ型のモンスターの群れに遭遇。
見たこともないイレギュラーな怪物を前に、【ロキ・ファミリア】は物資を大量に消耗してしまい遠征を断念。
地上に帰ることとなりました。
そして帰り道にまたしても異常事態発生!
ミノタウロスの集団が現れて【ロキ・ファミリア】を襲いますが、上級冒険者たちがこれを一蹴。
しかし討ち漏らしたミノタウロスの群れがダンジョンの上層へと駆け上がっていき、新人冒険者を脅かす事態になってしまいました。
後にアイズ・ヴァレンシュタインはミノタウロスに襲われている白い髪の少年を助けました。
これがアイズとベルの出会いとなりました。
(尚、ベルはお礼も言わずにアイズから逃げてしまった)
☆――(感想)――☆
本編でも読んだ内容ですが、【ロキ・ファミリア】側からの視点で更に深掘りされました。
ダンジョン内で巨大なイモムシの群れに襲われた帰りだったとは。【ヘスティア・ファミリア】だけでなく、それぞれの派閥で色んなことがあるんですね……。
ベルに逃げられてしまい、それをベートに笑われてしまったアイズがむくれている様子が意外でかわいらしかったです。
(アイズはもっと感情の薄いキャラだと思っていました)
【ロキ・ファミリア】は【ヘスティア・ファミリア】と比べて団員の数が多いので、常に戦闘描写は大規模戦闘です!
本編とは違った読みごたえがあり、オラリオ随一の派閥がどんな生活、どんな冒険をしているのか、興味深い内容が多かったです。
・レフィーヤ・ウィリディスというエルフ
☆――(あらすじ)――☆
アイズを慕う【ロキ・ファミリア】のエルフ、レフィーヤ・ウィリディス。
彼女は超・魔法特化型のステイタスをしており、ファミリアに将来を嘱望されている新進気鋭の新人冒険者です。
レフィーヤはこのソード・オラトリアの主人公の一人です。彼女は圧倒的な魔法の破壊力を持つものの、まだ成長途中。
そんな彼女は同性であるアイズのことを慕っていました。
☆――(感想)――☆
レフィーヤにとってベルは、共にアイズを狙っている恋敵です。
レフィーヤは同性愛、一方ベルは所属ファミリアが違うためアイズとの結婚はできないという、それぞれの難点を抱えています。
まだベルとレフィーヤは出会っていませんが、今後アイズとベルが師弟関係になる以上、ゆくゆくはこちらにもベル・クラネルが再登場することと思います。
ベルに対してのレフィーヤの反応が気になるところです。
主人公たちの成長を描いていくのがライトノベルの王道ですが、このスピンオフでは既に成熟した、最強格の冒険者が多数います。
そんな集団の中、まだ伸びしろが大きいレフィーヤは、物語を通してこれから大きく成長していくことと思います。
今後が楽しみなキャラクターです!
(「ソード・オラトリア」1巻の感想・ネタバレあり)
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