緋弾のアリア7巻[火と風の円舞(キャスリング・ターン)]の感想(ネタバレあり)

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緋弾のアリア7巻の感想(ネタバレあり)

※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!

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緋弾のアリア7巻
/赤松 中学
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【評価】
・いつも通り面白かったです。
・レキの謎が明かされる。
・大規模爆破テロ!?

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★
読みやすさ:   ★★★★
ラブコメ量:   ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■
男女比:     男:女=1:3
・ハーレム系・銃撃戦・国際テロ・歴史

・レキの正体が発覚!

――(あらすじ)――
今まで名字すら不明だった謎の少女・レキ。
彼女はモンゴルにいる少数民族、『ウルス』の姫君だったことが発覚しました!

今から約1000年前。源義経が日本から大陸にわたり、現地では『ゲンギスケン』と呼ばれ、後に『チンギス・ハン』となりモンゴル帝国を築き上げました。
※源義経が大陸に渡りチンギス・ハンになったという学説はありますが、真偽は不明です。あくまで一説なので鵜呑みにしないようご注意下さい。

レキはその、源義経の子孫のようです。

――(感想)――
レキは漢字で書くと『蕾姫(レキ)』ですか。つぼみひめ。
その字の通り、どうやらレキはウルスの中では璃璃色金(リリイロカネ)に遣える姫巫女として生きていたようです。
狙撃手の出自がお姫様だったとは意外です!
偉そうな態度や気品などとは遠く離れた性格のキャラなのでイメージしにくいですが、高貴な身分だったのですね……。

ウルスは少数民族なため苗字の必要がないようで、レキにも苗字は無いそうです。(戸籍はどうなってるのでしょうか?)
元からかなり独特な立ち位置のキャラでしたが、更なる異質性が発覚したレキ。不思議な魅力に溢れた少女です。

ところで私は、チンギス・ハンが源義経だったという説は全く知りませんでした。
この作品には多くの歴史人物の子孫が登場するので、歴史に興味を持つキッカケになってくれたりします。
そんな部分も『緋弾のアリア』の魅力かもしれません。

・ココの襲撃

――(あらすじ)――
負傷したレキを星伽神社に預け、キンジと白雪は東京行きの新幹線に乗っていました。
その新幹線にはアリア、理子、武藤、不知火たちも乗車していて、皆東京へ戻るところでした。

しかしキンジたちが乗っていた新幹線をココが乗っ取る『新幹線ジャック』事件が発生!
新幹線には、3分経過する毎に10km/h加速しないと爆発する爆弾が仕掛けられ、乗客たちが人質にされてしまいました。

ジャックした新幹線に自身も直接乗り込んでいたココ。彼女を捕えるため、アリアとキンジは戦います。

――(感想)――
新幹線の屋上での戦いは、文章で読んでいてもかなり迫力がありました!
緋弾のアリアは1期分しかアニメ化していませんが、このシーンを映像で見てみたかったです。(残念)

そして新幹線での戦いには、既に重傷を負っているレキも参加しました。
彼女は無口ではあるものの、圧倒的な実力と行動力でアプローチしてくるので油断なりません。暴走すると話が通じず、手が付けられないことがあります!(アリアを本気で殺害しようとしたり)
危うい行動が目立ち、時に心配になるレキは、あまり見ないタイプのステキなヒロインだと感じました。
彼女は奇行も多いですが、キンジのために命を捨てて戦い抜きました。アリアからの信頼も厚く、キンジもレキのことを気に入ってしまいました。流石です。

・チーム『バスカービル』

――(あらすじ)――
事件後。
レキとアリアは仲直りをして、改めて友人関係に戻りました。(これまでキンジの取り合いで戦いになり、対立していた)
キンジたちは京都へ修学旅行に行っていましたが、そもそもこの修学旅行は生徒同士での交友を深め合い、これから活動を共にするチーム組みを決めるためのものでした。
――そんな訳で修学旅行が明けてしばらく後。

遠山金二
神崎・ホームズ・アリア
峰理子
星伽白雪
レキ

アリアの主導で以上5人組のチーム、『バスカービル』が結成されました!
(「バスカービル」というのは、シャーロック家が保有している土地の名前。現在はアリアがこの土地を所有しています。イギリス貴族!)

――(感想)――
キンジ以外は女子というハーレムチーム!
しかもキンジ以外の4人は、全員キンジのことが好きです。アリアは独占欲が強いタイプですが、恋愛には奥手だったり、プライドが高く他の女子に対して卑怯なマネはせず、堂々と立ち向かうスタンスのようです。
アリアのそういった妙な寛容さが、キンジ周りの女性関係を増長しているように見えますが……!でも面白いのでオッケーです。

キンジは女性が苦手ですが、どんどん女子たちを囲っていきます……。ますます修羅場は悪化していきそうです。
ただでさえ男女比がおかしいこのシリーズですが、このペースでヒロインが増えていったら最終的にどうなってしまうのでしょうか!?
楽しみです!

・宣戦会議(バンディーレ)

――(あらすじ)――
この巻の最後。
キンジはジャンヌに招待されて、謎の会合に呼び出されました。
そこには得体のしれない面々が揃っていました。

甲冑で武装したジャンヌ。
魔女。
聖女。
吸血鬼。
獣耳と尻尾の付いた獣人少女。
原始人のような服装の少女。
音楽にノッて体を揺するピエロ。
巨大機械兵器。
……そしてレキ、カナ、パトラ

キンジを交えて、異形の怪物たちの会合が始まります!

――(感想)――

俺はただ、平凡な人間になりたい。
それだけが願いの、ちっぽけな、つまらん高校生なのに。
この場にいるってことは、俺も――コイツらと同じ、『普通じゃない』人間の1人ってことにされちまってんのか。

異形集団の会議に参加させられたキンジの心境がいたたまれません!
もう無理です!
もうキンジは『普通の人』として暮らすのは不可能なところまで来てしまいました。
彼が平穏な日々を暮らすような、そんな未来は考えられません。
(南無…………)

それにしてもイ・ウーが崩壊したにも関わらず、まだこんなに強そうな敵がいたのは驚きです。
このシリーズは終わりが近いかと思いきや、一転して先が見えなくなってしまいました!
キンジの苦しい戦いの日々はいつまでも続きそうです。
頑張れキンジ! 応援するしかありません!

(「緋弾のアリア」7巻の感想・ネタバレあり)

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