緋弾のアリア18巻[星条旗の覇道(トランザム)]の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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緋弾のアリア18巻
作者:赤松 中学
イラスト:こぶいち
レーベル:文庫
発売日:2014年8月25日
定価:902円(税込み)
ページ数:328ページ
判型:文庫判
・『緋弾のアリア』の関連記事へ
【評価】
・いつも通り面白かったです
・またしても海外!
・ジーサード・かなめと共にアメリカへ!
・新たな色金の存在
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★
読みやすさ: ★★★★
ラブコメ量: ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■
男女比: 男:女=1:3
・銃撃戦・兄弟・スーパーヒーロー・ハーレム系・最先端科学・色金(いろかね)
1弾 緋色の女神(ヒロイン・ジャック)
★あらすじ★
アリアの恋心を糧に緋緋神が蘇り、アリアの体を乗っ取ってしまった。
キンジのバタフライナイフは少量の緋緋色金を含み、1度限りだが緋緋神を制御する力が備わっていた。
カナとキンジが共闘し、キンジの持っていたバタフライナイフとパトラの力を使い、アリアを元に戻すことに成功する。
カナとパトラ、キンジとアリアが話し合い、緋緋神に対抗するため色金に詳しい二人の人物から話を聞くことになった。
アリアの母親であり投獄されている神崎かなえと、アリアの妹であるメヌエット・ホームズである。
今後はアリアの恋心を刺激しないよう、キンジとアリアはなるべく接触を避けなければいけない。
★感想★
根本的な解決にはなっていませんが、ともかくアリアが元に戻ってよかったです!
そしてアリアが緋緋神に憑依された場合、対抗手段が無い訳ではないことが分かりました。
今はとにかく情報が欲しい段階です。
幸いアリアの母親と妹が色金に詳しいそうです。シャーロックを始めとして、メチャクチャ色金に所縁のある一族です!
白雪も緋緋色金と繋がりがあると思われるので、意外とヒントは身近なところに転がっているかもしれません。
2弾 『かもしれない(メイビー)』・『かもしれない(メイビー)』
★あらすじ★
アリアとキンジは神崎かなえと面会した。
神崎かなえはキンジと別れ、もう恋心を抱かないように言うが、悲しそうにするアリアを見てキンジが拒否する。
緋緋色金と同格である別の色金、瑠々色金(るるいろかね)と璃々色金(りりいろかね)の存在に活路を見出し、色金に詳しいアリアの妹、メヌエットから情報を聞き出すことが決まった。
神崎かなえとの面会が終わると外務省欧州局事務官の銭形乃莉(ぜにがた のり)に追われ、更にイギリス情報局秘密情報部 MI6からも追い駆けられる。
遂に退路が絶たれた時に、光屈折迷彩で隠れていたかなめが現れた。
「こういう時は、日本よりも、イギリスよりも、もっと強い国に頼ろー!」
かなめがそういうと上空からジーサードの部下が乗搭している戦闘ロボが投下され、日本とイギリスの追手を退けた。
ジーサードの手下たちと巣鴨の実家に帰ると、酷く負傷したジーサードがいた。
ジーサードを負傷させたのは米国家安全保障局のマッシュ・ルーズヴェルト。先端科学兵装(ノイエ・エンジェ)より新しい、超先端科学兵装(トランサンデ・エンジェ)の権力者だった。
ジーサードの話によるとマッシュは青色の色金、『瑠々色金』を保有している。
色金の情報を求めて、アリアは強制送還という形でイギリスに戻り妹のメヌエットから情報を聞き出しに向かう。
一方キンジはジーサードと共にアメリカに向かい、瑠々色金を狙うことになった。
★感想★
いきなり瑠々色金の有力情報が出て来ました!
アリアを助けるための大きな手掛かりですが、キンジはそれよりもジーサードを傷つけた相手に怒っていて、仕返しがしたい気持ちの方が強いようです。 いいお兄ちゃんです!(かなり荒っぽいですが)
それにしても次の相手、マッシュ・ルーズヴェルトはジーサードに重傷を負わせる程の相手です。超先端科学を扱うそうですが、一体どんな戦いになるのか想像がつきません。
本人がその場に来て戦う超能力者と違って、人型ロボット兵器などを使えば遠隔でキンジたちを襲うこともできてしまいます。
かなり何が来るか分からない、対策が難しい戦いになりそうです。
さて、中国、フランス、オランダと来て、次の舞台はアメリカとなりました!
どんどん国際的になって行きます!
武偵憲章の第9条に『世界に雄飛せよ。人種、国籍の別なく共闘すべし』とありますが、まだ十代でここまで世界に雄飛してしまう武偵はそういないでしょう。
キンジの存在がワールドクラスになって来ました!
この調子で成長して強くなって、どこまで世界に名を轟かせるのか楽しみです。
メヌエットというアリアの妹も気になります。
頭脳明晰で相手を話術で操ることができてしまう恐ろしい相手だそうです。
しかしキンジも女性を虜にして味方にしてしまう能力を持っています。
キンジとメヌエットが出会ったら、一体どちらが勝つのでしょうか。気になるところです。
メヌエットに会いにキンジがイギリスに行ったら、いよいよ世界中の国々を踏破していくことになりそうです。
韓国、インド、アフリカ大陸や南アメリカ大陸の国などなど。確かレキの出身がモンゴルだったので、将来はそこにも行くことになるかもしれません。
この『緋弾のアリア』シリーズは国の様子や生活の描写が詳細で興味深いので、今後キンジがどんな国へ向かうのかとても楽しみです。
3弾 世界の中心へ(East meets west)
★あらすじ★
アメリカでの決戦には、レキも強引に同行した。
ジーサードのプライベート機であるX-19C(サジタリウス)という、飛行機とヘリの中間のような航空機に乗ってニューヨークに到着。
ジーサードの仲間たちと交友を深めながら、ジーサードの本拠地へと赴いた。
★感想★
ジーサード同盟とキンジはともかく、そこにレキが加わるのは珍しい取り合わせです。
オカマの黒人コリンズ、快活な白人アトラス(ロボ兵器に搭乗していた)、キツネ女のツクモ、障害者の老人アンガス、オッドアイの少女ロカ。そしてジーサードとかなめ。
かなり賑やかな連中ばかりですが、果たしてレキは馴染めるのでしょうか。……馴染めず空気になっていそうです。
プライベート航空機をいくつも持っていて、ニューヨークに着くと何台ものスーパーカーでお出迎え。ニューヨークにいくつも拠点を持っているなどなど、とにかくジーサードの金持ちぶりが目立ちました。
いつも貧乏で地味なキンジとは一線を画した世界に住んでいることが伺えます。
いつもボランティアでスーパーヒーローを演じているのは同じですが、兄と弟でどうしてここまで差がついてしまったのか。
悲しい現実です。
4弾 ニューヨークの男(ジーサード・リーグ)
★あらすじ★
キンジとレキは、マンハッタンにあるジーサードの本拠地ビルに案内された。
ジーサードの仲間たちは皆、もともとは敵だった。
アトラスはエクアドルのジャングルでジーサードと戦ったが、銃が効かないためボクシングで決着をつけた過去を楽しそうに話す。
アンガスの歪んだ体もジーサードの手によるものだった。
女子たちの着替えを覗いてしまったキンジにロカが怒り、超能力で攻撃をされてしまった。ロカもかつてはジーサードと戦い、追い詰めた過去があった。
レキが今まで『風』と呼んでいた物は、璃々色金(りりいろかね)の意志だった。
ジーサードはキンジを連れて、障害者の子供たちが通う学校『ジーサード記念小学校』の子供たちに会いに行った。
片手が義手なのにヒーローとして戦うジーサードは子供たちの憧れの的だった。
夜。
武装職のエキスパートたちが集まる社交場でジーサード同盟たちは他のヒーローたちと交流した。
ジーサードが死んだときのために、仲間たちに次の就職先のコネを残しておこうというジーサードの計らいだった。
キンジとジーサードの前にマッシュ・ルーズヴェルトが現れた。
小柄でひ弱なマッシュは直接キンジたちと戦うことはしないと言う。
公共の場でマッシュを殴る訳にもいかず、キンジとジーサードはマッシュを見送るしかなかった。
★感想★
お金のある生活が羨ましい!
自分のビルを持ち、部屋に入るなり用意されていた大量のハンバーガーにかぶりつく。なんともアメリカンな贅沢です。
レキもポテトフライを食べていました。
普段カロリーメイトばかり食べているので栄養バランスを気にしているのだと思っていたのですが、カロリーが取れれば何でも良いのでしょうか。
レキの食の好みに興味が湧きました。以前は巨大ラーメンを食べていたこともあったので、大食いもイケるようです。
夜のパーティー会場ではなんとマッシュが忽然と現れ、普通に会話ができました!
あえて無防備なまま姿を晒す、藍幇の諸葛静幻と同じスタイルでの登場です。
もし目論見と違ってキンジたちが襲って来たらどうするのでしょうか。
個人的には、マッシュを本当にぶん殴っても良かったと思います!
自分たちが死ぬよりはマシです。
瑠々色金が目的なのでマッシュを倒すだけでは仕方ないのかもしれませんが、みずみず逃がしてしまったのは悔しかったです。
5弾 ありがとうな、兄貴(With Enable)
★あらすじ★
レキ、そしてジーサード同盟の仲間たちと一緒に航空機サジタリウスに乗り、マッシュのいるネバダ州グレーム・レイク空軍基地、通称『エリア51』へと向かう。
行程の9割ほどまでは何もなかったが、ユタ州に入った夜明けに襲撃を受けて、キンジたちはアメリカの砂漠に不時着した。
砂漠の中で廃墟となった町を見つけ、そこで夜を過ごしていたところ、廃墟の近くに住んでいる老人サンダースと出会う。
過去、ジーサードに助けられたことのあるというサンダースはキンジたちを歓迎し、エリア51までの旅を手助けしてくれることになった。
夜。
キンジとジーサードは馬小屋で寝ることになった。
サラ博士をまだ生き返らせようとすることには反対だとキンジが言うと、そんなことを言ってくれるのは兄貴しかいないとジーサードから感謝された。
★感想★
マッシュが猛攻撃を仕掛けてくるかと思いきや、意外と静かでのんびりした時間が長く、エリア51までかなり接近できたのは拍子抜けでした。
砂漠の真ん中に落とされてしまい、食料も心元なく、絶望的な状況でした。
しかしこんな辺鄙な場所でジーサードを慕う老人に出会うことができました。ジーサードの顔が広い!
人助けは普段からしておくものですね。
サンダースさんの家で冷凍ピザをたくさん食べて絶望感は吹っ飛びました。
サンダースさんは、次の戦争は核戦争になるからという理由で、こんな辺鄙な砂漠に住んでいるそうです。
ジーサードも言っていましたがクレイジーな老人です!でも感謝。
6弾 星条旗の覇道(トランザム)
★あらすじ★
翌朝、砂漠に敷いてあったレールの上を、サンダースが保有していた汽車トランザム号に乗って出発した。
少女型メカLOOや小型航空機の群れとの激戦を経て、汽車のボイラーにニトロ燃料を入れ爆発させ、サイクロン(竜巻)も飛行機の体当たりも退け、命からがらマッシュの本拠地にたどり着いた。
エリア51でマッシュは容疑者として逮捕連行されていた。
殺すなら殺せと卑屈になるマッシュに対しジーサードは手を差し伸べ、マッシュと和解する。
マッシュは瑠々色金のある場所まで一行を案内した。
★感想★
上のあらすじでは簡略化して書いていますが、かなり刺激的でスリリングな冒険でした!
自分が今乗っている汽車のボイラーに固形ニトロをぶちこむなど、正常な頭ではとうていできません!
本当に死線でした。
そしてなんとあっけない幕切れでしょう!
マッシュは犯罪の容疑をかけられて逮捕されていました。
ここからもうひと乱戦あると身構えていたのですが、いきなり終わってしまいました。
キンジたちもこれ以上の戦闘は厳しかったと思うので、幸いといえば幸いです。もう十分過ぎるほどアクションシーンは楽しめましたし!
ようやく落ち着くことができてホッとしました。
Go For Next!!! T型フォード(Ford Model T)
★あらすじ★
厳重にプロテクションがかけられた立ち入り禁止区にキンジたちは案内された。
そこには大量のT型フォード(昔の自動車)が整然と並べられていた。
その場にあるT型フォードは全て瑠々色金で作られていた。
自動車に形を変えた大質量の瑠々色金に興奮冷めやらぬ中、レキがキンジにキスをする。
レキは璃々色金である『風』の人格に入れ替わり、瑠々色金と会話を始めた。
瑠々色金はサラ博士の姿を借りて顕現し、キンジたちにお願いをする。
「……どうか……止めてください。ヒヒを――ヒヒイロカネを。私たちの、姉を」
★感想★
驚きました!
今までごく小さい緋緋色金しか出てこなかったので、瑠々色金がこんなに沢山あるとは思いませんでした。
そして瑠瑠色金、璃璃色金と会話できるようです!
緋緋色金の人格を『緋緋神』と呼んでいたので、いわば『瑠瑠神』『璃璃神』と言ったところでしょうか。
これはアリアを救う上で大きな進展です!
緋緋色金に対処する手段や、倒す方法が分かるかもしれません。
次回が楽しみです!
(「緋弾のアリア」18巻の感想・ネタバレあり)

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