このすば3巻[よんでますよ、ダクネスさん]の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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この素晴らしい世界に祝福を!3巻
作者:暁 なつめ
イラスト:三嶋 くろね
レーベル:角川スニーカー文庫
発売日:2014年3月1日
定価:704円(税込み)
ページ数:296ページ
判型:文庫判
(アニメ2期、1話~5話の内容)
・『この素晴らしい世界に祝福を!』の関連記事へ
【評価】
・いつも通り面白かったです
・ダクネスにお嬢様属性が追加!
・3冊目にして初めてのハッピーエンド!!!
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★★
読みやすさ: ★★★★★
ラブコメ量: ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■
男女比: 男:女=1:2
・異世界転生・冒険・冤罪・理不尽・ギャグ・ドタバタ・ハーレム系
第一章 この不当な裁判に救援を!
★あらすじ★
機動要塞デストロイヤーの核であり、爆発寸前だったコロナタイトは、カズマの指示によってランダムな場所にテレポートされた。
これによりアクセルの街は救われたが、コロナタイトはこの地を治める領主の家にテレポートして、屋敷を爆破してしまった。
幸い使用人含め住人は全て出払っていたため人的被害は無かったものの、カズマには国家転覆罪の容疑が課せられてしまった。
カズマは逮捕連行され、後日裁判が行われた。
領主アルダープから不当な圧力がかかり、一度はカズマに死刑の判決が下ってしまう。
しかしダクネスが裁判長とアルダープにかけあい、潔白を示すための猶予期間が与えられ、領主であるアルダープの屋敷も弁償しなくてはならなくなった。
カズマはウィズにお願いして、自分の作成したアイテムを魔道具店に置いてもらうことにした。
★感想★
カズマは『幸運』のステータスが高いはずなのに、何故ランダムテレポートで領主の屋敷を爆破してしまったのでしょうか!? 話が違います。
アクセルの街を救うためにカズマは頑張ったのに、それで借金を負わされたり、死刑を求刑されるようではあまりに報われません。
しかしカズマは意外とリアリスト。
しっかり現実と向き合って生き抜こうと頑張ります。
異世界の知識を利用して、この世界には無い便利グッズを作成して商売を始めるそうです!
ウィズの店も助かるそうですし、とても良いアイディアだと思います。
今後は冒険者としてではなく、発明家としての活躍にも期待です。
第二章 この紅魔の娘に友人を!
★あらすじ★
めぐみんが『ちょむすけ』という名前の黒猫を連れてきて、屋敷で飼うことになった。
ちょむすけは口から炎を出し、与えられた魚を炙って食べた。
カエル退治に苦戦しているところを、めぐみんのライバルを自称している紅魔族の少女『ゆんゆん』に助けられた。
ゆんゆんはめぐみんに勝負を挑んだが、カエルの粘液まみれになっためぐみんに抱きつかれてすぐに降参してしまった。
帰宅後、カズマもめぐみんも先に風呂に入ることを譲らなかったため、一緒に入浴した。
ダクネスは裁判でカズマを庇った後、アルダープに呼び出されたまま帰って来なかった。
★感想★
これまでもめぐみんと一緒に描かれることが多かった、謎の黒猫が登場。
名前は『ちょむすけ』と言うそうです。(かわいい)
炎を吹いたり、頭に十字架の模様があったり、コウモリの翼のような物が付いているのは謎ですが、屋敷のマスコットとして皆に心の癒しを与えてくれることでしょう。
早くダクネスにも見せてあげたいところですが……
ダクネスが帰って来ません!
アルダープに「私にできる事なら何でも一つ、言う事を聞こう」と言ってしまったため、性的虐待を受け続けている可能性もあります!
アルダープはダクネスのことが好きで大層執着していたそうなので、マズいことになっていないか心配です。
カズマがめぐみんと一緒にお風呂に入りました。
カズマはめぐみんのことを子供と思っていましたが、入浴中に『女の子』として意識し始めました!(なんとタイミングの悪い)
前々からダクネスはカズマに対して好意を持っている節がありましたが、めぐみんルートのフラグも立ったのではないでしょうか。
これでカズマは、ダクネスともめぐみんとも、一緒にお風呂に入ったことになります。
周りからハーレム状態を羨ましがられることがあり、カズマはその度に否定して来ましたが、これはもう認めるしかないのではないでしょうか!?
カズマは本当にハーレムルートを歩んでいくのか、それとも誰かを選ぶのか。カズマの今後の恋愛模様が気になるところです。
ゆんゆんは頼りになりそうなので、仲間に率いれてはどうでしょうか。パーティに不足している攻撃力を補ってくれそうです。
ぼっちで寂しがり屋のようなので、誘えば喜んで仲間になってくれそうです。
というより一人ぼっちのゆんゆんが可哀そうなので仲間にしてあげて欲しいです!
第三章 この貴族の令嬢に良縁を!
★あらすじ★
ダクネスは高級なドレスを来てカズマたちの屋敷に帰ってきた。
ダクネスの本名は『ダスティネス・フォード・ララティーナ』といい、大貴族の娘だった。
領主のアルダープはダクネスに、自身の息子であるバルターとのお見合いを持ちかけて来た。
ダクネスは縁談を断るつもりだったが、カズマは厄介な仲間(ダクネス)の寿退職を狙ってお見合いを成功させようとする。
カズマとアクアの2人はダスティネス家の使用人として、バルターとのお見合いに立ち会った。
結局、ダクネスの猛烈な反発により縁談が実ることはなかったが、領主の息子であるバルターはダクネスのことを気に入ってしまった。
★感想★
ダクネスの思惑としては、アルダープが不埒な要求をしようものなら、父親が諌めて止めてくれるだろうと思っていたようです。
しかしその父親が一番、お見合いに乗り気になってしまったのは計算外!
カズマを助けるために仕方なかったとはいえ、随分と拗れた事態になってしまいました。
バルターは本当にステキな好青年でしたが……ドMのダクネスが求めている理想の男性像はむしろカズマに近いようです。
そしてダクネスは、敵に捕まり凌辱されたい願望を持っています。
彼女は一体どうやったら幸せな未来を掴めるのでしょうか!?
いっそ魔王軍に引き渡してしまった方が幸せなのかもしれません。
せっかくバルターに気に入られたので、普通ならバルターと結婚するのが一番です。
しかしダクネスは性癖が特殊すぎて、何が彼女にとって本当の幸せなのかを考えると、正解が分からなくなってしまいます。
それでもきっと、カズマが彼女を幸せにしてくれると期待しています!
第四章 この仮面の騎士に隷属を!
★あらすじ★
カズマが以前訪れたことのある『キールのダンジョン』で、不審なモンスターが大量発生していた。
カズマが魔王軍の関係者では無いかと、検察官のセナは疑っている。彼女の疑いを晴らすため、カズマたち一行は再びダンジョンへと向かった。
近づくと爆発するモンスターが大量に湧いている中、ダクネスを盾にしてダンジョンを進んでいく。
ダンジョンの最深部には、魔王軍の幹部である見通す悪魔、バニルがいた。
しばらくの問答の末、バニルはダクネスの体を乗っ取ってしまった。しかしダクネスは強い精神力でそれを抑さえ込む。
ダクネスの体にバニルを宿したまま地上に戻り、最後はめぐみんの爆裂魔法により、ダクネスごとバニルを葬り去った。
ダクネスはすぐにアクアに介抱され、一命を取り留めた。
★感想★
本来なら表に出ることのないカズマのスケベ心や、ダクネスのお仕置きを期待する気持ちなどを、バニルはポンポン暴露していきます。
これは良いキャラです!
恥ずかしがるダクネスたちの姿が愉快でした。
カズマは『幸運』の数値が高いのにランダムテレポートで領主の爆破してしまいましたが、どうやらアクアの運が悪すぎるせいで相殺されてしまっているそうです。
なるほどそれなら合点がいきます。アクアは疫病神だったのですね……。
おかげで借金を負ったり、死刑にされそうになったりしているのでたまったものではありません。
アクアには何度か生き返らせてもらっていますが、そもそもアクアがいなければ、カズマは死んでいないのかもしれません!
チートキャラではあるのですが、まるで『呪いのアイテム』のような使い勝手の悪さです。
カズマは天界から随分と扱いの難しい『物』を連れて来てしまったようです!
またしても魔王軍幹部が現れて、カズマたちが倒してしまいました!
ベルディアに続き2人目の幹部討伐。
魔王軍の幹部は全部で7人いて、そのうちの1人は魔道具店のウィズです。
つまり実質、あと4人の幹部を倒せば残るは魔王だけとなります。
ずっと最初の街に留まって日常を過ごしているだけなのに、結果だけ見ればかなりのハイペースで魔王攻略が進行しています!
カズマ一行が魔王を倒して、『勇者』となる日も近いのかもしれません。
エピローグ
★あらすじ★
カズマはダクネスの本名が『ララティーナ』であることを冒険者たちに広めた。冒険者たちはこぞって可愛らしい名前をからかい、ダクネスを辱しめた。
カズマから凄いお仕置きを受けることになっていたダクネスは性的な折檻を期待していたが、思っていたのと違っていたため不満だった。
魔王軍の幹部を討伐したことにより、検察官セナからの疑いは晴れた。セナ:「冒険者、サトウカズマ一行! 機動要塞デストロイヤーの討伐における多大な貢献に続き、今回の魔王軍幹部、バニル討伐は、あなた達の活躍なくば成しえませんでした。よってここに……!」
「あなたの背負っていた借金、及び、領主殿の屋敷の弁償金を報奨金から差し引き……」
「借金を完済した残りの分、金、四千万エリスを進呈し、ここにその功績を称えます!」
こうしてカズマ一行の借金は無くなり、一転して大きな資産を得た。
後日、カズマとダクネスはウィズ魔道具店に赴く。
そこでは復活したバニルが店員として働いていた。
★感想★
カズマがやっと報われました!
今までベルディアを倒したのに借金を負わされ、デストロイヤーを止めたのに死刑にされそうになりました。
しかしバニルを倒した今回はその功績が認められ、借金を帳消しにして大金を手に入れることができました!
3度目の正直。
3巻目にして初めてハッピーエンドで話が終わってくれました!
今までは読後に不安やモヤモヤが残りましたが、今回は気分爽快!気分よく本を閉じることができました。
確かアニメでは、カズマは借金が無くなったことを泣いて喜んび、「自由という名の翼を手に入れたーー!!」などと叫んでいたかと思います。
しかしこの原作では、ウィズの友人(バニル)を殺してしまっていたため素直に喜べず、重い気持ちでウィズ魔道具店に報告しに行きました。
しかしバニルは生き返っていて、大金を得た喜び→バニルへの哀悼→何故かまだ生きていた怒り、と、カズマたちの感情がグチャグチャに引っ掻き回されてしまい大困惑!
カズマたちの心の内を暴露してしまうバニルは面白いギミックキャラだと思うので、正直生き返ったのは嬉しいです。
バニルにはこれからも人をからかって、大いに悪感情を堪能して欲しいです!(バニルは羞恥などの悪感情が大好物)
( 『この素晴らしい世界に祝福を!』3巻の感想・ネタバレあり)

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