この素晴らしい世界に祝福を!2巻[中二病でも魔女がしたい!]の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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この素晴らしい世界に祝福を!2巻
作者:暁 なつめ
イラスト:三嶋 くろね
レーベル:角川スニーカー文庫
発売日:2013年12月1日
定価:704円(税込み)
ページ数:252ページ
判型:文庫判
(アニメ1期、7話~10話の内容)
・『この素晴らしい世界に祝福を!』の関連記事へ
【評価】
・4人一緒の幽霊屋敷での生活が楽しい
・魔王軍幹部よりも強大な相手との戦いが熱い
・ダクネス以外は大活躍!
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★★
読みやすさ: ★★★★★
ラブコメ量: ■■■
戦闘・バトルの量:■■■
男女比: 男:女=1:2
・異世界転生・剣と魔法の世界・冒険・借金・アンデッド・ハーレム系?
第一章 この真の仲間達とトレードを!
★あらすじ★
4000万エリスの借金を負ってしまったカズマたちは、お手軽で報酬も高い雪精退治のクエストに向かう。
しかし、雪精を襲うカズマたちの前に『冬将軍』という強力なモンスターが現れ、カズマは殺されてしまった。
死んでしまったカズマは天界でエリスという女神と出会い、アクアによって蘇生されて無事生き返ることができた。
ある日。
ダストという酔っぱらいの冒険者がカズマを妬み絡んできた。
美女で上級職ばかりのハーレムパーティーを羨ましがったが、普段からまとめ役として苦労しているカズマはこれに猛反発。
カズマとダストは、1日だけパーティーメンバーを入れ換えて冒険することになった。
結果、アクア、めぐみん、ダクネスと冒険に出たダストは酷い目に会い、一方初級魔法を駆使してサポーターとして大活躍したカズマは臨時メンバーの皆から感謝され、一目置かれるようになった。
★感想★
カズマが死んでしまいました!
それもあっさりと!
やはりここは恐ろしい世界です。
しかしカズマは死後、天界で涙を流して悲しんでいました。
アクセルでの理不尽でバカバカしい暮らしを、案外カズマは存外気に入っていたようです。
普段カズマはひねくれた毒舌ばかり言うので(周りに問題がある)、久しぶりにキレイな本心が見れて嬉しかったです。
さて、天界でカズマは女神エリスと出会いました。
この世界を司っている神であり、アクアの後輩で、通貨の単位になっているため名前だけはずっとで続けていました。
そんな女神様がようやく登場!
文章だけでなく挿し絵も挿入され、ビジュアルが公開されました。
はじめのうちは丁寧な喋りでしたが、後に胸にパッドを入れている疑惑が浮上。最終的にはチャーミングな印象になりました。
天界でエリスと会った後、生き返ってアクアを見るなり「チェンジ」と言うカズマが酷かったです。
生き返らせてもらったのですから少しは感謝しましょう!!
第二章 この迷宮の主に安らぎを!
★あらすじ★
カズマはアクア、めぐみん、ダクネスを連れて『キールのダンジョン』という初級者向けのダンジョンにやってきた。
カズマは1人でダンジョンに潜るつもりだったが、アクアが勝手についてきた。
ダンジョンの奥深くで眠っていた、リッチー(最高位のアンデッドモンスター)のキールと出会う。
このダンジョンを作った張本人であるキールは、アクアに自分を浄化するようお願いした。
キールはもともと人間で、高名なアークウィザードだった。
過去、キールは自分の惚れた貴族令嬢が虐げられていることを知り、彼女を誘拐した。
彼女と愛の逃避行をしているうちに重傷を負ってしまい、キールは彼女を守るために人間を辞めてリッチーとなったのであった。
アクアはキールを浄化し、彼が残した財産を受け取って帰路につく。
道中でアクアがアンデッドを呼び集める体質であることが発覚した。
やたらとアンデッドに襲われる原因が、勝手についてきた女神だったと判明し、カズマはアクアをダンジョンに置いてけぼりにしようとした。
(アクア号泣)
★感想★
ドラゴンクエストの『ナイトリッチ』のように、『リッチ』と最後を伸ばさないで言うアンデッドモンスターは見たことがあります。しかしこの作品では『リッチー』と伸ばして言うようです。
調べてみると、もともとは死体を意味する”lich”からきているため、伸ばして言う言い方は普通は無さそうです。
『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』という作品でリッチーという名前のアンデッドが出てきたそうなので、もしかしたら作者の暁なつめさんがその影響を受けているのかもしれません。
元人間のモンスターというのは、心理的にとても戦いにくいです。
おそらくキールは戦えば相当強い相手だったと思うのですが、好戦的でなくてなによりでした。
アクアには悪霊やアンデッドを浄化する能力がありますが、なんとアクアはアンデッドを集めてしまう体質であることが分かりました!(魔王軍幹部ベルディアの配下に追いかけられていたのも、このせいだったのですね……)
なんともお騒がせな能力です。
厄介な体質である反面、何か活用法もありそうです。
実際ベルディアの時はアンデッドたちを集、爆裂魔法でまとめて一掃していました。
カズマにうまい活用法を考えて欲しいところです!
第三章 この幽霊少女に愛の手を!
★あらすじ★
キールと同様リッチーであるウィズは、アクセルの街で魔道具店を営んでいた。
カズマはウィズの魔道具店にお邪魔して、アクアの反対を押し切り、リッチーの使うスキル『ドレインタッチ』を教えてもらった。
カズマたちは、大量の悪霊が住み着いているという屋敷の除霊を引き受けた。
そのままカズマ、アクア、めぐみん、ダクネスの4人は屋敷で寝泊まりして良いことになり、馬小屋での寝泊まりから一転、屋敷での共同生活が始まった。
屋敷に引っ越したその日の夜。
カズマたちは寝ているところを、大量の西洋人形たちに襲われた。
アクアは一晩かけて屋敷の除霊のため奔走した。
★感想★
カズマがリッチーのスキル『ドレインタッチ』を習得しました!
相手の体力や魔力を吸い取ることができるそうです。
しかし直接手を触れないと発動できないため、あまり強い相手に使うのは危険が伴います。
では弱い相手に使うかというと、その場合は普通に攻撃して倒した方が早そうですし……使いどころを選ぶ、難しいスキルのような気がします。
そして冬を迎えるにあたって、寒さを凌げる家も借りることができました!
かなりの悪霊が集まる訳あり物件のようですが、アクアがいるためなんとかなりそうです。(それでも幽霊と一緒に済むのは恐ろしいですが)
しかも家賃はゼロ円。
現在多額の借金を抱えているカズマたちにとっては非常にありがたいです。
男1人と女3人が1つ屋根の下で暮らすことになったので、お互いの裸を見てしまったり、色恋シーンもあるかもしれません。
どんな新生活になるのか楽しみです。
第四章 この素晴らしい店に祝福を!
★あらすじ★
カズマたちが住んでいるアクセルの街には、サキュバス(婬魔)たちが営んでいる風俗店があった。
この店のサキュバスは夜に男の冒険者たちの寝床に忍び込み、望むがままの夢を見させてくれる。
しかも料金は格安だった。
これを知ったカズマはサキュバスのサービスを申し込み、気合いを入れて就寝の準備をしていた。
しかし入眠前にカズマの入っている風呂に誤ってダクネスが入ってしまう。
カズマはこの状況を夢だと思い込み、裸同然のダクネスに向かって堂々と性的サービスを要求した。
後にサキュバスがアクアの結界に捉えられていたことが分かり、カズマはサキュバスの娘を逃がすべく、女3人の前に立ちはだかった。
★感想★
一緒に住み始めて早々にダクネスと一緒に混浴してしまいました!
同じ家に住み始めたのでいつかはこういうお約束が起こるとは思っていました。
しかしこんなにも早くお互いの裸を見ることになろうとは。
展開が早いです!
今のところ、カズマに一番好意を寄せていそうなのはダクネスでしょうか。最初の登場時からダクネスは、カズマにいじめて欲しそうにしていました。(ドM)
対照的にアクアは、カズマのことを全く異性として意識していない様子。
めぐみんの気持ちは分かりませんが、カズマはめぐみんのことを良く理解していて、爆裂魔法へのこだわりなどを尊重しています。
また、カズマが死んだ時は真っ先にめぐみんが泣き付いて来ました。
カズマとめぐみんの間柄は恋愛ではないかもしれませんが、お互い認め合っている様子です。
今後は4人の関係性がどう変わっていくか楽しみです。
それにしてもサキュバスのサービスは最高ですね……!
夢の中であればどんな欲望も叶えることができてしまいます。
しかしカズマたちの住む屋敷には、悪魔が大嫌いなアクアがいます!
果たしてカズマが良い夢を見れる日は来るのでしょうか。
彼がステキな性生活を営めるよう願っています。(余計なお世話)
第五章 この理不尽な要塞に終焔を!
★あらすじ★
機動要塞デストロイヤーがアクセルの街を通過しようとしていた。
機動要塞デストロイヤーは巨大な蜘蛛のような姿をした兵器で、現在は暴走中。
高速で移動し、行く先々で町を破壊し蹂躙している。
爆裂魔法すら効かないほどの強力な魔法耐性を持ち、物理攻撃をしようにも接近すると轢き潰されてしまう。
対処のしようが無いため、台風や地震などの天災と同じように扱われていた。
そんな機動要塞デストロイヤーからアクセルの街を守るため、冒険者たちが集結した。
未だかつて誰も止められなかった無敵の要塞に挑む。
★感想★
1巻目で魔王軍の幹部を倒してしまったため、これ以上の敵は魔王くらいしかいないのではと思っていました。
しかしこんな理不尽な存在がこの世界にはいました。
機動要塞デストロイヤー!
今までも名前だけは何度か出ていましたが、実物が登場し、そして戦うことになるとは驚きました。
名前が出ていたのは伏線だったようです!
デストロイヤーとの戦いですが、難攻不落の城をどう落とすかの作戦会議から始まり、爆裂魔法を打ち込むことに成功した後も波乱が続き、とても読み応えのある内容でした。
こちらの原作では、デストロイヤーを守るゴーレムたちがいたのですが、たしかアニメではこのゴーレムたちはいなかったかと思います。
こういう違いを楽しむのも、原作を読む醍醐味だったりします。
戦いではアクアとウィズの強さが際立ちました。
特にアクアの魔力量には驚きました!
爆裂魔法を放った後のめぐみんに過剰なほどの魔力を分け与えて復活させ、尚も魔力が尽きる気配はありません。
一体どれだけの魔力を持っているというのでしょうか!? アクアの冒険者カードを覗いてみたいです。
今までアクアとめぐみんは同じ魔法系の上級職ということで、同じくらいの力量だと思っていたのですが、かなり差があるようです。
流石は女神様。
これで頭が良かったら本当に最高なのですが、厄介事ばかり起こしてしまうのが玉に瑕です。
ベルディアに続いて難攻不落の機動要塞まで落としたカズマたちは、アクセルの街の英雄と言って良いでしょう。
引きこもりのニートだったカズマで、今もドタバタと慌ただしい日常を送っていますが、立派に成長したものです。
カズマはこの世界に来て本当に良かったと思います!
エピローグ
★あらすじ★
機動要塞デストロイヤーを討伐して、仲間たちとギルドで談笑するカズマたち。
そこへ二人の騎士を従えた黒髪の女性がやってきて、険しい顔でカズマに告げた。「冒険者、サトウカズマ! 貴様には現在、国家転覆罪の容疑が掛けられている! 自分と共に来てもらおうか!」
★感想★
一番威勢のよかったダクネスだけが活躍しなかったと、カズマが言っていました。
言われてみればそうかもしれません!
いくら防御力が高いといっても、巨大な要塞を一人で止められるほどのパワーがある訳ではありません。
重装備過ぎてロープを上れず、デストロイヤーに乗り込むこともありませんでした。
ですがこれは仕方ありません。適材適所。めぐみんがダンジョンなどの屋内では何もできないように、ダクネスが要塞にできることはありませんでした。
アクセルの街を守りたい思いが一番強かったのがダクネスだったので残念です!
しかしダクネスがいなかったら、おそらくカズマたちは荷物をまとめて逃走していたと思われます。
それを留まらせたという意味では、ダクネスは影の功労者だと言っていいかもしれません。
最後にカズマは、何故か国家転覆の容疑をかけられてしまいました!
1巻のベルディアより更に強い敵を倒したというのに、最後のオチは更に悪いものになってしまいました!
前回は借金でしたが、今回はヘタをすると死刑です。
まだ事情が分からないため何とも言えませんが、カズマの容疑が晴れて、今回の功績が認められることを願っています。
( 『この素晴らしい世界に祝福を!』2巻の感想・ネタバレあり)

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このすば4期楽しみ!