緋弾のアリア9巻の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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緋弾のアリア9巻/赤松 中学
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【評価】
・いつも通り面白かったです。
・理子の過去の深掘りは嬉しい
・不穏過ぎる終わり方!
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★(面白いが、古い作品のため時事ネタが合わない)
読みやすさ: ★★★★
ラブコメ量: ■■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比: 男:女=1:4
・ハーレム系・吸血鬼・裏切り・文化祭・暴力・銃撃戦・恋愛・理不尽
・ヒルダとの戦い
☆――(あらすじ)――☆
ワトソンとの戦闘で既に疲弊しきっているキンジですが、アリアを救出するため、まだ建設中の東京スカイツリーを上って行きます。
吸血鬼ブラドの娘、ヒルダとの戦いが始まりました。
☆――(感想)――☆
東京スカイツリーがまだ建設中であるというこの状況。昔の作品だから仕方ないのですが、時代のギャップを感じてしまいます。
さてヒルダ戦の内容ですが、激しい『化かし合い』が行われました。
誰が敵で誰が味方か。そしてダメージを負ってもすぐに回復してしまうヒルダを一体どうやって倒すのか。揺れ動く戦況が見所です。
理子は幼少期の頃に親を失い、ヒルダとヴラドに軟禁されて育ちました。今回の戦いは理子が過去を乗り越えるという意味でも大きな意味がありました。
今回の件を経て、理子がどういう道に進んで行くか興味深いです!
彼女は泥棒にも武偵にもなりうる危うい子です。挙動が予測不能な彼女はこれからもキンジたちをひっかきまわしていくことでしょう。
・エルとジャンヌ
☆――(あらすじ)――☆
東京武偵校の文化祭で、『リストランテ・マスケ』という催しがあり、キンジは警察、白雪は学校の先生、アリアは小学生など。各自変装して飲食店の接客をしました。
☆――(感想)――☆
普段は男勝りで女子からの人気が高いエルとジャンヌ。
今回はそんな二人が女の子らしい服装をして、回りからかわいいと言われ喜ぶシーンがありました。(ややネタ被り)
普段は本来の自分をさらけ出すことができず、抑圧されている二人が素になって喜んでいる姿がかわいらしく、印象に残りました。
・アリアと巡る文化祭
☆――(あらすじ)――☆
文化祭の変装食堂(リストランテ・マスケ)も無事に終わり、文化祭の2日目。
キンジはアリアと一緒に文化祭を見て回りました。
完全にデートです!
☆――(感想)――☆
アリアはイギリスの出身なのでたこ焼きがどういう物なのか分からなかったり、異文化に触れて新鮮なリアクションをするアリアが面白かったです。
アリアは普段、かなり流暢に日本語を話すので忘れてしまいがちですが、イギリス貴族なんですよね……。
日常や戦闘シーンでは見られないアリアの面を見ることができました。
・バスカービルが全滅!?
☆――(あらすじ)――☆
文化祭も終わり一段落ついた後。キンジの部屋の前に血まみれになったハイマキ(レキの狼)がうずくまっていました。
ハイマキが咥えていた画像にはアリア、理子、白雪、レキの4人が怪我を負い、重なるように倒れている姿が写されていました。
その携帯からテレビ電話がかかってきたので出てみると、相手は宣戦会議(バンディーレ)で見た、『ジーサード』と名乗る男でした。
原住民の戦化粧のようなフェイスペインティングをした奇抜な男・ジーサード。
そしてその傍らにいる、『ジーフォース』と呼ばれる少女。
☆――(感想)――☆
「あたしは、GⅣ(ジーフォース)――製品番号で呼ばれてる。名前は無いよ」
「――どれがお兄ちゃんのカノジョか分かんないから、みんなやっちゃった」
バスカービルの女子4人が全滅という衝撃の展開もそうですが、ジーフォースの発言もかなり気になります!
キンジのことを『お兄ちゃん』と呼び、「お兄ちゃんに近づく女は――全殺しだよ」と、初対面なのに愛憎の深いことを言ってきます。
何にせよ、またヒロインが増えることは確定です!最近は1巻で1人のペースでキンジのことが好きな女性キャラが増えていっている気がします。
もはや収拾がつきません!
今回はヒルダとの決戦が意外と早く終わってしまい、文化祭を中心とした日常パートが長かったです。
それだけに、雰囲気を一転させたこの終わり方は衝撃的でした。
(このシリーズのいつものパターンではあるのですが)
(「緋弾のアリア」9巻の感想・ネタバレあり)
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