緋弾のアリア11巻[Gの血族(コラテラル・ブロス)]の感想(ネタバレあり)ジーサードと決戦!!

目次

緋弾のアリア11巻の感想(ネタバレあり)

※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!

(画像をクリックするとAmazon商品ページへ飛びます)

緋弾のアリア11巻
/赤松 中学
・『緋弾のアリア』の関連記事へ

【評価】
・いつも通り面白かったです。
・同じ体質・能力との対決。
・相変わらず衝撃のラスト!

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★
読みやすさ:   ★★★★
ラブコメ量:   ■■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=1:4
・ハーレム系・武装探偵・学校・人造人間・科学

・かなめと白雪が決闘!ランバージャック

――(あらすじ)――
かなめに襲撃されて病院送りにされたバスカービルの4人は復讐のため、かなめに1対1の決闘を申し込みました。
アリアたちの代表者は白雪です。
決闘の方式は『ランバージャック』。決闘する2人の周りを他の人たちが囲い、決着が付くまで逃げ出すことを許さないシビアな決闘方式です。

この決闘の後、アリアたちとかなめのわだかまりは解け、次第にかなめはキンジたちの一味に馴染んでいくことになります。

――(感想)――
これまであまりにも奔放に、好き放題をしてきたかなめ。ですがここで制裁が加えられて、少しおとなしくなってくれたようです。(よかった!)
アリアたちに自分が科学の力で作られた人間兵器(ヒューム・アモ)であることを打ち明け、白雪にいたってはかなめのことをすっかり気に入り、キンジの妹として可愛がるようになりました。

……なんだかかなめに外堀を埋められているような気もしなくはないですが……。ギスギスした雰囲気は無くなって一安心です!
この決闘を経て、かなめは『お兄ちゃん大好き!』と強引にくっついてくるスタンスから、少しキンジと距離をおいて、時には照れも見せるようになるなどの変化がありました。
より人間らしく……というより『恋する乙女』らしくなり、キンジを異性としてより強く意識するようになったようです。

ヒロインの中でも異質な『妹』というポジションから、今後かなめがどんなちょっかいをかけてくるのか楽しみです!

・体育祭(ラ・リッサ)

――(あらすじ)――
キンジの通う東京武偵高にて、体育祭が行われました。
前半は教育委員会の重役が監視に来るため、女性教師でおもてなしをしつつ普通の体育祭が行われるのですが……。
教育委員会が帰った後に真の体育祭が始まります!
男子は『実弾サバゲ―』、『女子は水中騎馬戦』。どちらも勝利した組には1万点が入るため、体育祭前半で勝ち取ったポイントは後半競技が引き分けになった場合にしか意味がありません。
キンジは男子ですが『実弾サバゲ―』には参加せず、何故か女子たちの騎馬戦のセコンド役になってしまいました。
アリア、白雪、理子、レキ、ジャンヌなど。
キンジは見たくもない危険な女子たちの水着姿を拝むことになってしまいました。

――(感想)――
全く信仰心の無いキンジが、テルテルボーズを逆さに吊るして雨天中止を祈っていたのは面白かったです。
しかし体育祭は無事に決行!
本編の本筋とはあまり関係のないいわゆる『水着回』。サービス回でした。白雪、理子、レキの水着姿が挿絵になっていた他、アリアの水着姿は巻頭カラーになっています。
露骨な人気取り!嫌いではありません。
(個人的にはジャンヌの水着姿が見たかったです)

・キンジとジーサードの決戦!

――(あらすじ)――
ジーサードが日本に急遽上陸!
師団(ディーン)は彼を迎撃しますが、白雪、ジャンヌ、アリア、理子らが負傷。かなめもジーサードの命令に逆らったことで重傷を負わされ、ワトソンに救助されることになりました。
いつしかかなめを自分の本当の妹のように思うようになっていたキンジは怒り、新たなヒステリア・モード『ヒステリア・レガルメンテ』を発症!これは『ヒステリア・ベルセ』の派生形で、複数の女性が傷つけられた際に発動するものです。
白雪、ジャンヌ、理子、アリア、かなめ。傷つけられた女性が多ければ多い程強くなるレガルメンテを、キンジは5人分、5重に発動させて通常の75倍もの戦闘力を得ました。

しかしジーサードも薬物を使い自身のHSS(ヒステリア・サヴァン・シンドローム)を強化し、100倍もの強化でキンジと対峙します。

――(感想)――
凄まじい戦いでした!
凄まじい戦いだったのですが……ジーサードが急にフランクになったというか、人間味溢れる面を見せてきて戸惑いました。
そしてキンジもキンジで、二人の戦いを監視している衛星に向けて、空へ中指を立てるなどユニークな行動でジーサードを笑わせます。
実は仲間思いであることをキンジに指摘され、ジーサードが頬を赤らめて照れるシーンもありました。
思っていたキャラと全然違います!かわいいじゃないですかジーサード!!
これは嬉しいサプライズでした。

人間兵器たちにもやはり感情がありました。かなめとジーサードはキンジとの出会いを経て、これからはより人間らしく生きてゆくことになると思います。
この作品に魅力的なキャラが増えてくれて嬉しい限りです!

・キンジとレキが退学!?

――(あらすじ)――
キンジとレキが校長室に呼び出されました。
それぞれのクラスの担任(高天原ゆとり、蘭豹)と一緒に校長室に入り、緑松武尊(みどりまつ たける)校長の口から、信じられない宣告を受けました。

緑松校長:
「2年A組23番、遠山キンジ君。2年C組35番、レキさん。東京武偵高は今月末を以て、君たち2名を――退学処分とします」

――(感想)――
はい。出ました。『緋弾のアリア』シリーズの常套手段。
最後にとびきりの爆弾を投下して次回へ引き継ぐいつものパターンです。
にしても今回はインパクトがデカい!!!
キンジとレキが退学って!


自営業で自立しているライトノベル作家さんからすると何でもないことなのかもしれませんが、普通の高校生にとって『退学処分』というのは考えられないほどの大事件です!
私がもしキンジの立場なら、『人生終わった……』と絶望することでしょう。

キンジとレキが東京武偵高からいなくなるということは、もうアリア、理子、白雪たちとの交流は無くなるのでしょうか?
皆より一足早く社会人になってしまうのでしょうか。
ストーリーは?先の展開が何も読めません!先行きが不安過ぎます!

次巻がどんな話になるのか、考えても当たる気がしません。
割り切ってどんな展開でも受け入れる覚悟を以て、次の12巻に臨みたいと思います!

(「緋弾のアリア」11巻の感想・ネタバレあり)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次