ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか９巻の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意！ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です！
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか９巻/大森 藤ノ
(アニメ３期、１話～４話の内容)
・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】
・いつも通り面白かったです
・珍しくバトルはひかえめ
・ダンジョンの不思議
＜作品の特徴(５段階評価)＞
おすすめ度： ★★★★
読みやすさ： ★★★★
ラブコメ量： ■■■■
戦闘・バトルの量：■■■■
男女比： 男：女＝１：３
・ダンジョン・ハーレム系・喋るモンスターの出現・異常事態
・モンスター娘？ウィーネとの出会い
☆――(あらすじ)――☆
ベルたち【ヘスティア・ファミリア】の一行は、ダンジョンの中で喋るモンスターと遭遇しました！
この世界の住人にとって、モンスターというのは『人類の敵』。人とモンスターは決して相容れることのない間柄です。
『ウィーネ』と名付けられた青い竜女のようなモンスターは、人語を解し、ベルや春姫に懐き、普通の少女のように振る舞います。
ウィーネの正体は一体何なのか、ヘスティアたち神にも分かりません！
ダンジョンで発見された未知の存在とどう向き合うのか、ベルたちは判断を迫られます。
☆――(感想)――☆
ウィーネのように人語を解するモンスターたちを『異端児(ゼノス)』と言うそうです。
確かにモンスターから見ても冒険者から見ても、あまりにも異端な存在です。
この作品内の人間たちにとって、モンスターというのは恐怖の対象でしかありません！
しかし異端児(ゼノス)たちは本能的に地上に憧れていて、日の光の元で暮らしたいと願っています。
人と異端児の、地上での共存は難しそうです。異端児たちは人間を襲う気はないので問題ないのですが、人間側はモンスターを強く恐れています！
もしかしたらウィーネとベルの存在が、今後、モンスターと人間との間柄を変えるキッカケとなるかもしれません。
既にウラノスやガネーシャなどの神も異端児のことを知っていて、モンスターと人間の共存を実現しようとしています。
今まで出て来たモンスターは全て敵でした。
しかしこうなると話が変わってきます。
これからはダンジョンという物を、もっと複雑な場所だと捉える必要がありそうです……。
・ウィーネとの別れ
☆――(あらすじ)――☆
モンスターであるウィーネは、【ヘスティア・ファミリア】のホームで匿われ、皆とも打ち解けていきました。
特にベルと春姫に心を許しているようで、日常的に笑顔も見せるようになりました。
しかし平穏な日常は続きません！
喋るモンスターを探している【イケロス・ファミリア】にベルたちは狙われてしまいます。
更にギルドから【ヘスティア・ファミリア】に発令された『強制任務(ミッション)』により、ウィーネを連れてダンジョンの20階層に向かうことになってしまいました！
どうやらギルドの上層部は、既にベルたちがウィーネを地上に連れてきていることを知っていたようです。
―――――
20階層に到着したベルたち【ヘスティア・ファミリア】とウィーネは、他の異端児たちと出会いました！
リザードマン、セイレーン、木竜など、様々なモンスターたちが意思を持ち、人間との邂逅を喜んでいました。
あまりにも異様な光景に、ベルたちは戸惑いを隠せません！
モンスターであるウィーネを、今までのように地上で匿い続けるのは不可能です。ウィーネは異端児の仲間たちの元へ預けて、彼女とはここでお別れすることになりました。
☆――(感想)――☆
酷い感想かもしれませんが、ウィーネがダンジョンに戻ってくれてホッとしました。モンスターを許可なく地上へ連れ出すのは重罪ですし、一緒に暮らし続けるのはやはり難しかったと思います。
そしてウィーネに沢山仲間ができてよかった！
ウィーネは人間からもモンスターからも襲われて、まるで存在が許されていないかのようでした。居場所が１つでも見つかって安堵しました。
ベルとの別れは寂しそうでしたが、またいつかダンジョンで再会することもあるでしょう。この巻の出来事が、今後のダンジョン探索に影響するかもしれません。
次回からはまた新しい目線で、ダンジョンでの冒険を見ていくことになりそうです。
・上・下編構成！
物語は一区切りついたように思われました。しかし作者さんのあとがきによると、この９巻は上・下構成の上巻なのだそうです。
ウィーネと別れ、またベル達【ヘスティア・ファミリア】の冒険の日々が始まるのかと思いきや、また事件が起こるのでしょうか？
【イケロス・ファミリア】が異端児(ゼノス)を売り飛ばしているそうなので、ウィーネが捕まったりしないと良いのですが……。
『モンスターと人の交友』という、これまでのダンまちには無かった新境地！全く新しい展開！ベルたちと一緒に戸惑いながらも、楽しませていただきました。
(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」９巻の感想・ネタバレあり)
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