神の庭付き楠木邸6巻の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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神の庭付き楠木邸6巻/えんじゅ
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【評価】
・新たな山神様が出現!(姿はイノシシ)
・誘拐事件
・悪霊急増の黒幕
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★
読みやすさ: ★★★★
ラブコメ量: ■
戦闘・バトルの量:■■■
男女比: 男:女=3:1
・獣の姿の神様たち・神聖・陰陽師・かわいい
・神霊(エゾモモンガ)の成長!
☆――(あらすじ)――☆
湊と山神さんに助けられ、新たにエゾモモンガの体を手に入れた神霊はとても臆病者。
犬が苦手で、狼の姿をした山神さんも怖いようです。
しかし湊の前に姿を見せることも多くなり、だんだんと警戒心が薄れていっているようです。
そんな神霊の向上心は意外にも高く、体を動かす練習を経て、やがてモモンガの体を活かした滑空の練習もするようになりました。
更に炎を操る能力があることも発覚!
いきなり全身を炎で燃え滾らせ、湊を驚かせました。
☆――(感想)――☆
エゾモモンガの神霊が滑空の練習をするお話の見出しが『目指せ空飛ぶハンカチ』です。
『空飛ぶハンカチ』というのはモモンガの愛称なんだそうです。私は知りませんでした。なんともユニークな響きです。
今まではただのキュートな愛玩動物という立ち位置だった神霊ですが、本人は甘やかされることを良しとしない性分のようです。
小さくてかわいい体と、大人びてる内面とのギャップが魅力的です。見た目は子ども、頭脳は大人な某名探偵ではありませんが、ステキなキャラクターだと思います。
モモンガの神霊は、湊や山神さんと一緒に外出するまで打ち解けてくれました!(犬が苦手なようで、まだ主である山神さんは怖いようですが)
嬉しい進展です。
やがて外出先で高い木に登り、滑空の練習が始まりました。
飛び降りるのを怖がって決意を固めているエゾモモンガの心理描写が入り、喋り方が発覚しました。
ここ(昔、神霊が封じられていた剣の中)を出て、歩きたい、走りたい、そして飛べるなら空も飛んでみたいと。
そのすべてが叶う身を与えてもらったのだ。ようやく思い通りに振る舞えるのだ。活用してしかるべきだ。
キュートな見た目とは裏腹に、『~のだ』『~であろう』と古風で厳かな喋り方なのですね。
もっと子供のイメージだったのでショックです!
戦いなどはできない完全なマスコットキャラかと思っていたのですが、この度炎を操れることも発覚しました!
これからもエゾモモンガの成長が楽しみです。
・狐たちの争い
☆――(あらすじ)――☆
ツムギがボロボロになって楠木邸に逃げ込んできました!
近くの山に住まう天狐(てんこ)は、近隣住人たちからは稲荷神と同一視されて崇められていました。(ツムギは天狐の眷族です)しかし、その状況をよく思わない本物の稲荷神の眷族(白い雄狐)が、ツムギを追いかけ回して攻撃していました。
力はツムギの方が上であるものの、相手のしつこさにツムギは辟易としていました。
☆――(感想)――☆
ツムギがストーカーに目を付けられてしまいました!
確かに本物の稲荷神社が閑散としてるのに、偽物の方が繁盛して信仰を集めていたら、よく思わないのも無理はありません。
しかししつこい!そして攻撃的!!!
神々の世界でもご近所付き合いは大変なようです。以外とその辺りは人間と変わらないのかもしれません。
ツムギは相手を鬱陶しく感じながらも手加減してくれているようです。
本当は思いっきりブッ飛ばしたいのかもしれませんが、ツムギも白い狐も神の眷族。主である神同士の関係を悪くするわけにはいきません。
自分の立場のこともあり、難しい問題だなと思いました。
・伊吹山の山神様がウツギを閉じ込めた!
☆――(あらすじ)――☆
山神さんは庭の改装の際、他山から水を引かせてもらったり、神の品を取り寄せたりしていました。
そのお礼を3匹の眷族(テン)にお使いさせたところ、末っ子のウツギが神に隠されてしまいました!
相手は伊吹山(いぶきやま)の山神で、白いイノシシの姿をしています。
道中で和菓子の店に寄ったり、伊吹山の眷族のうりぼう(子イノシシ)、ヒサメと出会ったり。
のんびりとウツギを迎えに行きました。
☆――(感想)――☆
誘拐事件発生です!
しかし真っ二つに両断されたり、消えかけたりが日常茶飯事である彼らにとって、眷族が奪われることもそこまで大きな事件ではないのかもしれません。
山神さんはウツギの救出よりも、久しぶりの外出による観光を楽しんでいました!
隠されたウツギ自身も自覚が無かったようで、のんびりと過ごしていました。
こういう部分は人間と相容れない、神たちならではの感性だなと思います。
伊吹山の山神、そしてその眷族であるヒサメが登場しました。伊吹山の山神とヒサメはイノシシの姿をしています。
伊吹山の山神が出てきて気づいたのですが、狼、天狐、イノシシの3匹の山神たちには見た目に共通する部分がありました。
みんな白い毛並みで、所々に赤色が混じったデザインをしています。
どうやらみんな白い獣の姿をしているようです。こういう設定に気づくと、作品の世界をより知ることができた気がして嬉しくなります。
山神さん同士はケンカをしていましたが、ウツギとヒサメは眷族同士、仲良くなったようでなによりです。
そして、今まで湊を悩ませてきた、不老不死の効果がある神の実はヒサメが作っていたことが発覚!
なんて危ないものを作っているのでしょう!
人の世にこの果実が出回らないよう、管理をしっかりして欲しいものです。
・泳州町に集う陰陽師たち
☆――(あらすじ)――☆
『陰陽師』は公務員です。国からお金を貰って悪霊を祓っています。
一方『退魔師』は自営業で、悪霊を祓ったお礼を依頼者から受け取り、生活の足しにしています。
泳州町(えいしゅうちょう)には土着の退魔師が多いです。こういう土地は悪霊がいても、陰陽師は手を出さず退魔師に任せるのが通例でした。
しかし泳州町の悪霊があまりにも増え過ぎて、多くの住人たちが瘴気に侵されてしまいました。これを見た陰陽師たちは現状を放ってはおけません!
慣例を破って泳州町に突撃することにしました。
泳州町は以前、湊も訪れて様子がおかしいことに気づき、自身の『祓いの力』を各所に施して回りました。しかし陰陽師たちが来た時、湊の祓いの力は人為的に消されていました。
泳州町に悪霊が増えたのは自然現象ではありません!悪い人間による人災でした。
☆――(感想)――☆
湊の力もチート級に凄いですが、『悪霊を大量発生させる力』というのも相当です!この世界にはまだまだ隠れた実力者がいるのかもしれません。
そして残念なことに、悪意のある人間がこの力を持ってしまい、人々を苦しめていました。悪霊を祓うことで生計を立てている退魔師にとっては、悪霊が沢山いた方が好都合のようです。
酷いマッチポンプです!しかも強い!力の使い方を完全に間違えています!
しかし人々にとって害になる悪徳商法は、巡り巡って淘汰される運命なのでしょう。人の道を踏み外してもロクなことになりません。きっと。
さて、泳州町だけでなく、日本各地で悪霊が大量に湧いていたと思うのですが、今回の黒幕が全ての元凶だったのでしょうか?
この事件にはまだ続きがあるかもしれません。
既に戦い続きの陰陽師ですが、人々の安寧のためこれからも頑張って欲しいです。
(「神の庭付き楠木邸」6巻の感想・ネタバレあり)

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