りゅうおうのおしごと!21巻の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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りゅうおうのおしごと!21巻/白鳥 士郎
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【評価】
・いつも通り面白かったです
・祝!完結!
・負けヒロイン最後の猛攻
・結婚式の大変さがよく分かる1冊
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★
読みやすさ: ★★★★★
ラブコメ量: ■■■■■
戦闘・バトルの量:■■(将棋の対局)
男女比: 男:女=1:3
・最終巻!・将棋・中学生・結婚式・ハーレム系・事件
・結婚式に消極的な銀子……
☆――(あらすじ)――☆
八一と銀子はプロ棋士として忙しくなり、清滝師匠の家で寝泊まりさせてもらうようになりました。
まるで昔に戻ったかのように、一つ屋根の下で暮らす八一と銀子。
しかし恋人同士となったにも関わらず、八一と銀子は殆ど恋人らしい営みをしていませんでした。
桂香さんが言うには、銀子は小さい頃から将棋ばかりに打ち込んでいたため、子供の作り方すら知らない可能性があるとのこと。
銀子との関係はうまく行っておらず、八一は焦っていました。
後日。
八一が銀子に歩み寄り話をして、一足飛びに結婚する運びになっていきました!
順風満帆かと思いきや、やがて銀子は結婚式の準備に消極的になっていきます。
結婚式の詳細なプランを詰めて行くときも、参加者に渡すプチギフトを用意するときも、「用事がある」「忙しい」「寝る」と言い、協力してくれなくなりました。
☆――(感想)――☆
銀子は好きになった相手に甘えますが、その甘え方というのが、『自分のワガママを強引に通す』、『相手からの厚意を当たり前のものと思い感謝しなくなる』、『相手からの要求は断ったり無視する』などなど。
相手が自分のことを嫌いにならない前提で、尻に敷く感じの甘え方をしてきます。
……。
八一は結婚相手を間違えたと思います!
なぜ優しくすると傲慢になる女性を選んでしまったのでしょう……。
銀子は家事のスキルも無く、料理に失敗してボヤ騒ぎを起こしても自分の非を認めません。八一は、家事も育児も自分がする未来を想像してそれを受け入れていました。(本当にそれでいいのでしょうか!?)
しかも暴力まで振るいます。
結婚した後が大変そうです!
さて、
結婚に対しては銀子も前向きになってくれると思っていたので、面倒臭そうにしていたのが衝撃でした。
最終巻で表紙がウエディングドレスなので、もっと幸せ一杯な内容をイメージしていました。
しかし結婚は甘くありません!
男女の相容れなさ、関係を保つ難しさを感じました。
・八一VS銀子、初公式戦!
☆――(あらすじ)――☆
八一と銀子の公式戦初対局が決まりました。
銀子にとっては大切な一局ですが、八一の方には対局に向けての気負いが感じられませんでした。
その八一の振る舞いに銀子は怒ってしまい、婚約も破棄されてしまいました!
しかしいざ初対局になると、八一は初手から斬新な一手を繰り出し、今回の対局に向けて、銀子だけのために準備をしてきたことが分かりました。
八一もこの対局を大切に思っていたことが銀子に伝わり、対局後に二人は復縁。
再び結婚式に向けて歩み始めました。
☆――(感想)――☆
私はたまにプロの将棋対局を見るのですが、初手端歩ですら、解説棋士が『嫌がらせです!これは嫌がらせです!』と言って笑っていたのを見たことがあります。
しかし初手端歩はまだ、様子見をしたい意図などが感じられて分からなくはありません。
ところが!
銀子との初対局で八一が指した初手は、『研究外し』くらいしか狙いが思い浮かばない、本当に謎の1手目でした。
本文にも書いてあったことですが、『AIでの研究勝負はしたくない』『銀子とは人間同士の将棋を指したい』という思いが伝わりました。
私は指し将棋も少し嗜みます。本文を読みながら盤面をイメージしようとしたのですが、かなりの乱戦になっているようでムリでした!
(飛車で)銀香両取り。しかも香取りは王手にもなる。
この一文だけでもかなり乱れた形の終盤になっていそうです。一体二人はどんな将棋を指しているのか、想像しながら読むのが楽しかったです。
また、本文中に『八一の将棋は居玉が多い』と書かれていて、今回の八一の初手に妙に納得してしまいました。
確かにこの初手ですと、ヘタに玉や銀を上がって角道が開いてたら、すぐ角交換されて飛車銀取りをかけられてしまうかもしれません。
序盤の駒の動かし方にけっこう制限がありそうで、指しこなすのは難しそうです……。

野暮だとは思うのですが気になったので、KENTOさんという将棋の解析ができるサイトで八一の初手を見てみました。(KENTOさん:https://www.kento-shogi.com/#0)
確かに評価値がさほど下がっていません!全然まだ互角です!
私はまず考えない初手なので驚きました。
・敗れたヒロインたち
☆――(あらすじ)――☆
・供御飯万智と月夜見坂燎が八一を南の島へ拉致しました!水着と裸で誘惑します。
・雛鶴あいは結婚式に招待されましたが、式には来てくれませんでした。
・夜叉神天衣は八一のことをキッパリ諦めた様子。
・祭神雷と飛鳥ちゃんの気持ちは不明。ただ父親である於鬼頭曜と生石充が、自分の娘を選ばなかった事に不満気。
(余談)
・佳香さんが気になっていた男性が、夜叉神天衣の付き人である晶さんとまさかの結婚!佳香さん絶望。
☆――(感想)――☆
雛鶴あい、夜叉神天衣、供御飯万智。私はこの3人のヒロインが特に好きで、応援していました。
八一が銀子とくっつきそうな気配はだいぶ前から感じていたため、諦めてはいました。しかしやはり残念です!
(どっかの妹系ラノベみたいに、あいif、万智ifとか出してくれませんかね。いや、でもそれはそれで釈然としないかも……)
あいちゃんが結婚式に来てくれなかったのは意外でした。悲しいですが、確かに八一とは顔を合わせづらい状況です。今、八一とあいちゃんはなんとも気まずい関係になっています。
初期の頃はあれだけ明るく仲睦まじかった師弟が、まさかこうなってしまうとは。
時の流れは残酷です。
そして供御飯万智と月夜見坂燎が盛大にやってくれました!
八一を誘拐!南の島でバチェラーパーティー!
この本の中で一番ハチャメチャで、かつ私が一番面白かった一幕でした。最高です。
もはや浮気しても八一は悪くないと思うこの展開。
しかし八一は銀子一筋でした。ここまで徹底されたら認めるしかありません。
二人がどんな夫婦になるのか想像するのは難しいですが……八一は銀子とうまく折り合いをつけて、どうか幸せになって欲しいです!
・八一と銀子の結婚式!
☆――(あらすじ)――☆
結婚式の直前に銀子と八一の対局があったり、急遽結婚式場が潰れたりと、二人の結婚式の前には様々な困難が立ち塞がりました。
しかしウェディングプランナーを務める釈迦堂里奈女流八段(現将棋連盟会長)による提案で、代わりの式場を用意して結婚式は執り行われました。
歩夢:「フハハハハ! 本日はお忙しい中ご出席ありがとうございます! ご芳名を記すがよい!」
馬莉愛ちゃん:「ご祝儀はわらわに渡すのじゃ!」
神鍋兄弟による受付を終え、中に入ると月夜見坂燎がビールを、供御飯万智がカクテルを提供してくれます。
将棋関係者が大集合!
豪華なメンバーでの結婚式となりました。
☆――(感想)――☆
結婚式って大変なのですね……。
まずはとにかくお金がかかります!そして準備に時間と手間もかかります。
大金を積んで用意しても、当日に友人の余興が失敗したり、雨が降るなどして台無しになることもあります。なんというギャンブル。
私は未婚なのですが、結婚したくなくなってきました……。
さて、今回の結婚式は災難が多かったですが、フォローしてくれる味方もまた強力でした!
友人の結婚式を何度も経験している佳香さん(自身は未婚)、ブライダルコーディネート1級の資格を持っている釈迦堂里奈会長(会長になりました!)、その他あいのお母さんや、気軽に相談できる供御飯万智・月夜見坂燎らの助力で、楽しい結婚式になりました!
八一は本当に人に恵まれています。
悪くない結婚式でしたが、死者は出ないで欲しかったです!
結婚式で八一は酔いつぶれ、急転直下のお葬式が始まり、初夜のムードなど全くありませんでした!
良くも悪くも波乱だらけの結婚式で、八一たちらしいといえばらしいかもしれません。
最後までドタバタした内容で、読者を楽しませてくれました!
(「りゅうおうのおしごと!」21巻の感想・ネタバレあり)

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