りゅうおうのおしごと!19巻の感想(ネタバレあり)苦境に立たされる雛鶴あい女流名跡

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りゅうおうのおしごと!19巻の感想(ネタバレあり)

※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!

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りゅうおうのおしごと!19巻
/白鳥 士郎
・『りゅうおうのおしごと!』の関連記事へ

【評価】
・AIと人類はどういう道を辿るのか、1つのIFストーリー
・変革
・若い才能が恐ろしすぎる!

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★
読みやすさ:   ★★★★★
ラブコメ量:   ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■(将棋の対局)
男女比:     男:女=1:3
・将棋・AI・小学生・ハーレム系・女流棋士

・それぞれの恋愛模様の進展(八一が銀子にプロポーズ!)

――(あらすじ)――

「俺が勝ったら…………………………結婚してください」

八一はプロポーズして銀子に対局を挑みましたが、銀子があまりにも強く負けてしまいました!
それでも八一は婚約指輪を渡し、銀子との婚約を果たしました。

――(感想)――
言ってしまいますが、八一にとって銀子はかなり格下の相手です。
普通は勝てそうな相手に「勝ったら結婚してください」と言う時点でおいて少しカッコ悪いのに、そこで負ける八一がダサ過ぎます!!!

一方、勝ってしまう銀子も銀子で、結婚を拒否したと勘違いされても仕方のないシチュエーションです。(残念ヒロイン……)

しかし空銀子の棋力が衰えてなかったのは喜ばしいことです!
たとえ銀子が復帰しても、プロの世界で勝つのは難しいと思っていたので安心しました。
これなら八一と銀子がタイトル戦で戦う未来もあるかもしれません!

次の20巻が最終巻のようですが、どこまで話が進むのか楽しみです!

・あいちゃんの頭には異常無し!?

――(あらすじ)――

「検査の結果を報告します」
その医者──元奨励会三段の明石圭(あかし きよし)は、不安に押し潰されそうになっている幼い患者に向かって重々しい口調でこう宣言した。
「特に問題ありません。おしまい!」
「「………………」」

あいちゃんの頭脳に異常はありませんでした!
元々読みの能力が高すぎたため、少しの衰えでも落差が激しく感じたようです。

人間の脳は加齢と共に変化していきます。読みのスピードは若い頃の方が早い傾向があり、その衰え方には個人差があります。
またその衰えを経験や大局観で補い、将棋のプロ棋士は30~40代が総合力のピークであるとも言われています。
事実、脳の異常を訴えているあいちゃんですが、プロ棋士を相手に連戦連勝していました。

――(感想)――
前回、衝撃的な終わり方をしておいて、それはないと思いました。
あいちゃんの頭に関しては、安堵の気持ちよりガッカリ感の方が強かったです。
病気じゃなくて良かったですが!釈然としません。

しかしあいちゃんの読みの力が衰えつつあるのは事実のようです!
今の所はプロ棋士を相手に高い勝率を出していますが、今後あいちゃんが自分の一番の武器である読みの力を失って、それでも戦っていけるのかは分かりません!

「こう、こう、こう、こう…………」ができなくなった時、彼女がどんな将棋を指すのか、それとももう勝てないのか。
これからプロ棋士になろうとしているところに濃い暗雲が立ち込めて来ました。
まだ彼女の人生は先が長いため、将棋が指せなくなっても別の生き方を選ぶことはできますが……。
小さい女の子にとっては、あまりに残酷な運命です。

・雛鶴あいの訴えが人を動かし、周りに伝播していく

――(あらすじ)――
あいちゃんのことを応援しているのに力になれない鹿路庭珠代(たまよん)が涙を流し、その涙が月夜坂燎女流玉将を動かしました。
燎は全国放送で女流棋士に負けているプロ棋士たちを挑発します!

また、夜叉神天衣はすっかり味方になってくれたようで、医者を手配してくれたり、理事であるブルーノ・レドモンド九段を舎弟にして、将棋連盟を内部から牛耳ろうとします。

八一は自身の対局の解説と聞き手役に、清滝師匠とあいちゃんを指名。
天才児・椚創多を相手に華々しい勝利を飾り注目を集め、解説役の清滝師匠は全国ネットで、あいちゃんの言葉を促し、その思いが日本中に放送されました。

――(感想)――
万智やあいちゃんが負けてはいけない所で負けた中、弟子のためにここぞと言う勝負でしっかり勝利する八一はかっこいいです!
最高の師匠です!
銀子には負けましたが!

今やあいちゃんがこのラノベの主人公と言ってもいいくらい、物語の中心にいます。
世間知らずで師匠とずっと一緒だった、あどけない少女はもういません。
あまりにも早すぎる子供の成長ぶりに、嬉しくなるよりも心配になってしまいます。
あいちゃんの人生が、今後も豊かな物でありますよう願っています。

・空銀子が復活!?

――(あらすじ)――
体は完全に回復し、外にも出られるようになった銀子。
しかし銀子は将棋会館を見た途端に発作を起こし、蹲ってしまいました!

あまりにも厳しい環境で戦い抜いてきた経験はトラウマとなり、銀子の心を蝕んでいました。
しかしプロ棋士を目指している女流棋士・雛鶴あいが、空銀子と戦いたいと宣言し、これが銀子に火を付けました!
銀子はすぐさま将棋会館へ出向き、『復帰願』を提出しました。

――(感想)――
正直、彼女の精神面の心配は全くしていませんでした…………。
空銀子は、体は弱くても心は強い人間だと思っていました。それだけに、銀子が将棋の世界に戻ってこないのが心の方の問題だと知った時はショックでした。

しかし!
あいちゃんに感化されて突き動かされる形で無理矢理トラウマを克服!
いよいよ次回からはまた、空銀子のプロ棋士としての活躍が見れそうです。
しかもいきなりあいちゃんとの対局が組まされそうで、とても楽しみです!

・桂香さんがラノベ作家に!?

――(あらすじ)――
清滝佳香。29歳。
もうすぐ30歳を迎える彼女には結婚相手もおらず、女流棋士としても結果を出せていない苦しい状況です。
そんな佳香さんは現実逃避でライトノベルに熱中するようになり、やがて自分でも執筆して出版社へ送るようになりました。
そして佳香さんの書いた作品、『最底辺の女流棋士(29歳)だけど美少年を拾ったので天才プロ棋士に育てます』が認められ、書籍化されることが決定しました!!!

――(感想)――
……こんな佳香さんは見たくなかったかもしれません!
今、将棋界が一番盛り上がっている時に、佳香さんは一人でどこへ向かって進んでいるのでしょう!?
頼りになる皆のお母さん的存在だっただけに、この変貌は少し残念でした。
清滝師匠も美少女スマホゲーにハマっていましたし、親子揃って似たものが好きなようです。

さて、しかし現実的に、多くの女流棋士は自身の対局料だけで生計を立てていくことは難しいです。
なので桂香さんが別の仕事を見つけたり、結婚したりすること自体には賛成です。
ですがライトノベル作家となると、これまた成功するかどうかも分からない、女流棋士とさほど変わらない不安定な道です!

しかも執筆という作業はかなりの時間を要します。
もう、桂香さんは将棋の研究をする時間を取れないかもしれません……。
女流棋士と作家の、二足のわらじを両立させるのは、奪われる時間的に現実的ではないように思えます。
桂香さんがおかしな方向に進んでいる気がして心配です。

(「りゅうおうのおしごと!」19巻の感想・ネタバレあり)

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