神の庭付き楠木邸11巻の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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神の庭付き楠木邸11巻/えんじゅ
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【評価】
・湊が遂に宇宙へ!?
・播磨も神と戦う
・カエンが眷属を持つ!
・第一部が終了
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★★
読みやすさ: ★★★★★
ラブコメ量: ■
戦闘・バトルの量:■■■
男女比: 男:女=2:1
・山形県・月面着陸・神々・神聖・獣たち
・山神さんと一緒に山形県へ!そして宇宙へ……???
☆――(あらすじ)――☆
楠木邸の筧(かけい)から流れ出る水は日毎に異なり、4種類の水が出ています。その内3つは方丈山、伊吹山、富士山の水であることが判明しています。
この度、湊が最後(4つ目)の水の出所である神様にお礼が言いたいと言い出し、山神さんがこれに便乗。観光がてら、山形県の月山(がっさん)に向かうことになりました!
月山は今、月の神ツクヨミが山の神も兼任している状態です。
月山の麓を歩いていると、そんなツクヨミの眷属である兎、ミカヅキと出会いました。
ミカヅキ:「お二方、実によい時にこられた。もうすぐわが月印の酒ができるところでござりまする」
山神さん:「忘れておったわ!その時期であったか!」
湊:「山神さんがそこまで喜びをあらわにするなんて珍しいね。そんなにおいしいお酒なの?」
「左様。一口でも口にしようものなら、花が咲き乱れ、蝶が舞い踊る。それはもうまさに天にも昇るような心地を味わえる逸品ぞ」
「それ、ヤバイお酒では?」
そして湊と山神さんは、ツクヨミの神域がある『月』に案内され、地球を眺めながら宇宙での芋煮会が始まりました。
※芋煮は山形県名物の汁物。芋煮会というのは主に河川などで、大きな鍋で芋煮を作って皆で飲み食いする宴会のことです。
スサノオやコノハナサクヤヒメ、イワナガヒメらも月にやってきて、神々の宴会は大いに盛り上がりました。
☆――(感想)――☆
私は母方の実家が山形なので、実家の庭で芋煮会をやったことがあります。
里芋と肉などが入った鍋料理なのですが、それはそれは美味しかったです!
ただ、実家で食べたものは牛肉が入った醤油味の物でした。作中に登場したのは味噌味で豚肉を使っており、いわゆる『豚汁』に近かったようです。
しかし私は断然、醤油味の芋煮が好きです!
ただの汁物ですが、驚くほど美味しいのです!(ごく個人的な思い出)
さて、そんな芋煮会の会場ですが……なんと『月』です!
とうとう湊は宇宙まで旅立ってしまいましたか。(神界とどちらが遠い場所なのか、良く分かりませんが)
元から自由な作品でしたが、行くところまで行ってしまいましたね。もはや今後、何が出てきても受け入れられます!
湊の波乱の日々はこれからも続きそうです。
余談ですが、月の酒を神宝(かむだから)の瓢箪に1滴入れれば、飲み放題になったのではないでしょうか……?
欲の無い湊は思い付かなかったのかもしれませんが、もったいないことをしたものです!
・播磨の代役!湊が陰陽師のお手伝い
☆――(あらすじ)――☆
月での宴会ですっかり酔っぱらってしまったスサノオは地上に降りて、播磨才賀(はりま さいが)を武神と勘違いし襲いかかりました!
スサノオはすぐに人違いだと気づきましたが、それでも播磨を神域に連れ去り攻撃を続けます。
播磨は姉・妹と共に悪霊退治をしていました。突如神に兄(弟)を連れ去られ、姉妹は大慌てです!
そこへ湊が駆けつけ、播磨に代わって退魔の仕事を手伝うことになりました。
☆――(感想)――☆
播磨が危うく死にかけました!
神にとってはおそらく、人間の死はさほど大事ではないのでしょう。しかしいきなり殺されてしまっては、人間からするとたまったものではありません!
神は本当に理不尽な存在だと、改めて感じました。
さて、今回は湊と播磨姉妹という、かなり珍しい組み合わせが見られました。
姉妹は湊のことを尊敬していますが、恋愛には全く発展する気配が無いのは残念です!
湊が恋をする様子が想像できません。もしかしたら彼には性欲が無いのかもしれません。
彼は結婚できるのか、少し心配になってしまいます。
・カエンが眷属を持つ!?
☆――(あらすじ)――☆
山神によってエゾモモンガの姿を与えられた神霊、カエン。
彼は自分の神域を散らかすクセがあり、湊はそれを気にしていました。
そこで山神さんの提案で、カエンも眷族を持つことにしました!(雑用係)
天狐や猪神は自身と同じ動物の眷族を作っています。
しかし山神さんは狼ではなく、眷族をテンの姿にしました。
神によって眷属の姿は異なります。
カエンとしては、眷族を自分と同じエゾモモンガの姿にはしたくないようです。
カエンは眷属の容姿の参考にするため、動物を見に山へ行きました。
さらに町にまで顔を出し、カエンは人間とも触れ合いました。
☆――(感想)――☆
引きこもりだったカエンが色んなことに興味を持ち、また行動範囲も広がって微笑ましいです。
ずっと剣に封印されていたそうですが、せっかく自由に動き回れるようになったのです。これからも沢山の初めてを経験して、世界を楽しんで欲しいです。
さて、カエンの眷族の姿ですが、途中までは人間になりそうな流れでした。
しかし最終的には意外な姿に決まり驚きました。とてもユニークでカエンらしい眷族です!
今回は原型が決まったところまででした。
いつかカエンの眷族が完成するのを楽しみにしています!
・第一部、完
☆――(あらすじ)――☆
作者さんの後書きによると、この11巻で第一部が完結し、12巻からは第二部が始まるそうです。
作者さん:現時点ではあの家は『榊邸』のため、名実ともに『楠木邸』になるよう湊を決意させるべく仕向けるのが、第二部の主題となります。
☆――(感想)――☆
『神の庭付き楠木邸』は今までの調子でずっと続くのだと思っていました。
しかしこの11巻で第一部が終わるそうで驚きました!
第二部は今までと何か変わるのでしょうか?
これまでも湊が神の力を授かったり、遠出をするようになったり、過去の世界や宇宙に行ったりと、それなりに大きな変化や成長がありました。
次の12巻から、『初めて宇宙に行った』以上の劇的な変化があるとも思えないのですが……。
しかし私としては、今まで通りでも一向に構いません。むしろ大きく作風を崩してしまうのではないかと、そちらの方が少し心配です。
やや不安もありますが、次巻も楽しみにしています。
(「神の庭付き楠木邸」11巻の感想・ネタバレあり)

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