神の庭付き楠木邸8巻の感想(ネタバレあり)
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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神の庭付き楠木邸8巻/えんじゅ
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【評価】
・いつも通り面白かったです
・実家!播磨家!楠木邸の外が舞台
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★
読みやすさ: ★★★★
ラブコメ量: ■■
戦闘・バトルの量:■■■
男女比: 男:女=3:2
・神秘・陰陽師・神々・妖怪・悪霊・チート主人公
・楠木湊が実家に帰省
☆――(あらすじ)――☆
様々な経験を経て、楠木湊(くすのき みなと)は妖怪が見えるようになり、会話もできるようになりました。
そんな湊が妖怪屋敷である実家に帰省します!
湊の実家は温泉宿。
座敷童子のおかげで悪い妖怪は入ってこれませんが、それでも自宅に妖怪がいることに変わりありません。
母や兄に妖怪は見えませんが、湊はイタズラをされてしまったり、はたまた良心的な妖怪には家事を手伝ってもらったり。
初めての帰省でしたが、混沌とした実家生活を堪能することになりました。
☆――(感想)――☆
そこまで悪い妖怪はいないとはいえ、妖怪は妖怪です!
久しぶりに実家に帰省すると異形の存在がゴロゴロいるわけですから、気が休まりません。なんとイヤな実家なのでしょう……。
湊は心が広いので順応していましたが、私なら御免被りたいところです。
しかもこの帰省の後、妖怪たちと濃厚に接触していたせいで湊は妖怪臭くなってしまったそうです!(本人に自覚無し)
普通の人には分からなくても、妖怪や神たちからは臭いを感知され、怪しまれてしまいます。
しかし悪いことばかりではないようで、妖怪に対しての感度が上がり、たぬ蔵(たぬぞう 方丈山に住む狐狸(こり)の妖怪)の気配にすぐ気づけるようになりました。
それでも周りから『臭い』と思われてしまうのは抵抗があります。
今まで湊は神聖な存在でしたが、急にゲテモノ感が出てきてしまいました。一体彼はどこへ進んでいるのでしょう……?
湊の成長が少し変な方向に向かってしまったようで、心配になりました。
・山神さんと共に播磨家を訪問!
☆――(あらすじ)――☆
湊は山神さんと一緒に、播磨の実家を訪れました。
いつも湊の護符を買ってくれる陰陽師、播磨才賀(はりま さいが)。彼の祖父はとある神様で、播磨家は神の血を引く一族です!
才賀の父親が集めた神秘のコレクションに魅入ったり、湊の好物であるカレーでもてなされたり。
楽しいひと時を過ごしました。
☆――(感想)――☆
山神さんはとても格調の高い神様のはずですが、喜んでいただくのは簡単です!
和菓子さえ与えておけばすぐご機嫌。この単純さのせいでやや間抜けな印象を受けてしまいます。(作中では『残念』と表現されています)
播磨邸でもやはり和菓子でもてなされ、いとも容易く丸め込まれていました。
神であるにも関わらず、湊以外の人間にも簡単に尻尾を振ってしまうのはどうなのでしょうか!?
威厳を感じられません!
さて、今まで湊と播磨才賀のストーリーは、別々で語られることが多かったです。
しかし今回は珍しく、楠木邸以外で二人が合流しました。湊は播磨の家族と知り合うことができて、今後も関係が深まっていきそうです。
最初のうちは女性キャラが本当に少なく、恋愛要素が微塵もありませんでした。
今も恋愛に発展する様子はありませんが、女性の知り合いが増えてきました。
外出も増え、湊がだんだん外交的になってきたように感じます。
これはいい変化だと思います!
自宅に込もって神々とばかり関わっていては人間としての感覚がおかしくなりかねません。
この調子で湊が人と関わり、いつか恋の一つでもしてくれたら嬉しいのですが……本人にその気が全く無さそうなので、望みは薄そうです。(残念)
・播磨才賀がパワーアップ!
☆――(あらすじ)――☆
湊と山神さんが播磨邸を訪問しました。
その際、いつも和菓子を貰っている山神さんは、その恩返しとして播磨才賀の体を改造し、霊力の器を大きくしました!
さらに播磨家の主神から、才賀の霊力回復をサポートする黒豹(くろひょう)も授かりました。
黒豹自体も強力な戦力として見込めるため、この日、播磨才賀は陰陽師として大幅なパワーアップを果たすことになりました。
☆――(感想)――☆
霊力の器を大きくされたことも、突然飼うことになった黒豹も。才賀自身が望んだものではありません。
しかし神というものは、相手が望む・望まないに関わらず、気に入った相手にはプレゼントをしてしまうようです。
霊力の器を大きくしてもらったことは純粋に嬉しそうでしたが、暴れん坊の黒豹は手に負えません!
せっかくできた新しい家族なので、才賀と仲良くなって欲しいですが、すぐには難しそうです。
黒豹の名前は『クロ』と命名されました。
奇しくも、私の実家で昔飼っていたネコと同じ名前で親近感が湧きました。
私の実家で飼っていたクロは、子猫の時は真っ黒でしたが、だんだん色が落ちて灰色に近くなっていきました。やがて衰弱してやせ細り、10年以上生きた後に寿命で亡くなってしまいました。
しかし才賀が受け取ったクロは神が作り出した生き物ということで不変なのでしょう。
…………病気にならず、老化せず、飼い主を残して死んでいくことのないペット。
今まで亡くなっていった実家の猫たちのことを思うと、才賀本人は望んでいなかったとはいえ、彼が羨ましくなりました。(本当にごく個人的な感想)
・湊と播磨はコンビだった!?
☆――(あらすじ)――☆
播磨家にて、播磨才賀が陰陽師としてパワーアップした際、湊と一緒に神域に連れて行かれ、そこで過去の世界を体験することになりました。
二人が訪れたのは平安時代。
そこではなんと、湊と才賀の前世が、コンビを組んで市井の陰陽師をしていました!
☆――(感想)――☆
今まで陰陽師の話と楠木邸の話は別々に語られてきたため、二人にこんな縁があったのは驚きました。
コンビを組まないまでも、現世でも二人は今も交流があるので、不思議な縁はまだ残っているということでしょうか。
この二人の過去生の設定が、物語に影響することは特に無さそうです。
しかしそれでも気になる事実です!
思えば二人とも恋愛に興味がなく、仕事に真面目で、人付き合いがやや希薄など、共通点があります。
彼らは今も、引かれ合う何かがあるのかもしれません。
二人はこれからもいい関係のまま交遊を深めていって欲しいです。
(「神の庭付き楠木邸」8巻の感想・ネタバレあり)

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